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不況下での倒産やリストラ。近年では、そんな心の空虚感や荒廃感から、父親としての役割を放棄している中高年男性が多く見られている。本書では、父親から愛されているという実感を持たず、父子関係の希薄さゆえに精神症を患ってしまった少女たちの心の軌跡を、4つの実例に基づいて掲載。彼女たちの治療過程において、父親の力がどれほどの影響力を持つかを切実に見せている。家族のなかでの父親の重要性について、改めて考えさせられる一冊である。
[ 目次 ]
◇私を見捨てたお父さんはどこにいるの?
◇もっとしっかりしてよ、お父さん
◇お父さん、お母さんだけでなく私も愛してよ
◇お父さんみたいに、私もお酒でストレス解消よ
著作: 橋本 泰子
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